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行かない



多忙で精も根も尽き果てた夫が、貴重な土曜日に所望するのはリフレッシュ。
梅雨の合間の晴れた外を眺めながら「浜辺で寝っころがってのんびりしたいなあ」と言っている。そよとも風の吹かないかんかん照りの中で、そんなことをしたらきっとのんびりどころじゃないよと必死で止めたが夫はノリノリ。しかし買い物に出かけた先のスーパーで「海苔巻き」を選んだところで「…なんかもう疲れてきちゃったよ」とあっさり疲労困憊。そのまま家へ戻る。海は元気なひとが行くものなのだ。



それでもヨボヨボなりにリフレッシュするべくベランダにテーブルと椅子を持ち出してビール。我が家の幅が狭くて無駄に長い(20メートルもある)ベランダでごはんを食べるのは初めてだったのだけれども、ことのほか良かった。なんなら海より良かった。だって海にはビールの冷えた冷蔵庫は無いし、切った「海苔巻き」を取り分ける小皿だって無いのだ。インドアは素敵だ。



日が暮れるとテーブルの上にろうそくを置き、三脚を立てて夜の雲の写真を撮っている夫を眺めて楽しく過ごしたのだった。


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2007年06月24日 | 日記

いたたまれない



夫の仕事がたいそう忙しい。真夜中にヨレヨレで帰ってきて缶のビールを1本のみ、ぽとりと寝てしまう日々。普段は弱音を吐いたりしないさすがの夫も「寝ている間も仕事の夢を見るよ…」と起き抜けに「ろば」のような顔で呟いている。口内炎も治らない。妻はビタミン剤を用意することぐらいしかできない。
いつものように遅くに帰ってきた夫の前にビールをこんと置いて、持ち帰ってきた空のお弁当箱を洗っていると食卓の夫がしきりに上を向いている。なにをしているのかと思ったら夫はおつまみである「えだまめ」のシルエットを見て遊んでいるのだった。「こうやってかざすとね、中が見えるんだよアハアハハ」だそうだった。一刻も早く今の仕事がひと段落ついて欲しいと願ってやまない妻だ。

2007年06月22日 | 日記

もえない



つけたままだったテレビから「メイドさん」かなにかの映像が。
それを観た夫が「ぼくも今日から『ご主人さま』って呼んでもらおうかな!」と冗談めかして言って、ふたりでハハハと笑ったのを妻はずっと覚えている。妻なりに「あるじに仕えるもの」の具体例をイメージしたのち、夫がそんなことすっかり忘れた頃にそそそと近づいて「ごしゅりんたま。すいか食べませんか」と尋ねてみると夫は妻の顔を見て眉を曲げ、「…そう呼ばれちゃうともう、『ハットリくん』に出てくる猫しか思い浮かばないな…」と懐かしいことを言った。「影千代」ではだめみたいだった。


2007年06月21日 | 日記

健やかでない



お風呂で本を読むのが楽しい。
浅くお湯をためたところに重曹をぱっぱと入れてペットボトルの水とタオルと歯ブラシと本を持ち込んで風呂ふたの上に据え、気が済んだら髪などを洗って上がる。汗をかくのでお肌にも、まあ良い。本も読めて歯も磨けておまけにもうお風呂に入ったことになるのだからものぐさにはまあまあ合理的かつ健康的なのだった。
しかし昨日はうっかり湯船の中にぼじゃーんと本を取り落としてしまい妻のシャーロック・ホームズはだだ濡れ。落っことした瞬間のあまりの慌てぶりに冷や汗がどっと出て不健康。

2007年06月20日 | 日記

邪魔しない



忙しい夫の貴重な休日。久しぶりにパソコンに興じている夫の後ろからそっと近づいて愛をもってべったりとへばりつくと夫はパソコンの画面から目を逸らさずにフフと笑って「なにか欲しいものでもあるのかい」と言ったのでそんなつもりじゃなかった妻はガーンとなって「アホー!」と叫んで駆け出してがっくりと膝をつき「ぬくもりが欲しかっただけなんや…」と、関西に住んでいながら間違った関西弁を芝居がかった口調で呟いて悲しみひとり相撲。きっとうっとうしい事この上ない。
2007年06月18日 | 日記

見届けない



たまたま夜中につけたテレビではアメリカのバスケットボールの試合をやっている。スポーツは見るのもやるのもからっきしな妻も、夫の愉快な解説を聞きながら楽しく観戦。つまりはディフェンスが守りでリバウンドでドリブルかつタイムアウトなのだ。やっぱりちっともわかっていない妻を置いて試合は進み、残り時間は7秒。4点差。手に汗握る大攻防。しかし仕事が忙しく疲れていたかわいそうな夫はソファで転がりながら「息詰まる戦いだね!」と元気よく言った5秒後に寝てしまった。そんな。あんなに楽しそうに見てたのに。あと7秒なのに。



2007年06月16日 | 日記

ぎょっとしない



最近の妻の枕は、愛知万博で母が買ってくれた「低反発モリゾー」。
モリゾーのおなかで毎晩ふっかり眠っているというとファンシーな風情でいかんともしがたいのだけれどこれがなかなかどうして具合が良い。その昔に一念発起して大枚はたいて購入した安眠枕も出番なし。低反発モリゾーの前にはNASAが開発した素敵な素材もかすむのだった。妻の首なんてそのぐらいのものなのだ。
しかし油断しきった寝起き一番に視界に飛び込んでくるものがうつろなモリゾーの目だったりするとちょっとひるむ。



しかもひるんだ後に寝返りなんかうとうものなら紆余曲折を経て我が家にやってきた鼻さんがじっとこちらを見ていたりするのでやっぱり「おお…」となるのだった。そこにはファンシーなんかかけらもない。


2007年06月14日 | 日記

当たらない



夫が「さあ夢でも見るか」と言って戯れに「宝くじ」を3枚買ってきたので、ふたりで夢を見ることにする。3枚買ったわけは「一等賞」と「前後賞」を合わせて3枚だからだそうだった。どんぴしゃで当てる気だ。夫はもしかしたら大ばくち打ちだ。
いくら夢とはいえ、妻はせいぜい「100万円」ぐらいが限界でなんにも思いつかない。なんなら「5千円」のほうが胸躍る。良い案も出ずにボーと一点を見つめる妻の横で、夫は「ぼくは素敵な車を買う」と言った。そして妻用にも車を購入して、今の愛車も手放さないらしいので夢の中の我が家はなんだか車だらけに。しかし話題はそれから「そうなると駐車場代が」とか「維持費が」とか「保険が」などという、3枚900円の夢にふさわしい実に地味なものに移っていったのだった。
2007年06月13日 | 日記

壊さない



春先にモロッコを旅した兄夫婦から、革のバブーシュをもらった。
出発の前に電話をくれた兄に「いったいまた何故モロッコに」という素朴な質問を投げかけたところ、兄は「カサブランカ・ダンディだから」というわけのわからない答えを妙にきっぱりとジュリー的に述べて旅立ち、妹である妻のためにスリッパを買ってきてくれたのだった。どうもありがとう。実際妻は、圧倒的に家に居る時間のほうが長いので新しい室内履きには心ときめくのだ。
そんなわけでときめきながら使用前の記念撮影。このバブーシュのかかとの部分は寝かされたまましっかりと固定されていたのだけれどそんなこと知らない妻はかかとを起こそうと思い切り引っぱってしまい、まだ履いてもいないのにべりべりにのりを剥がして意気消沈。



2007年06月12日 | 日記
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