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発汗しない

06101011夫休暇中のある日。
新聞屋さんからとてもお得なチケットをいただいたので、夫婦二人で喜び勇んで「有馬温泉」へドライブ。神戸から車でたったの1時間で旅情満載。趣のある旅館でごちそうを食べて宿泊するもの良いけれど、日帰りも悪くない。良い旅と夢気分が味わえて手元には割引券。お得が織り成すハーモニー。





06101012温泉の前に街をそぞろ歩き。
有馬温泉は日本最古の温泉で、豊臣秀吉が愛したところ。有馬温泉には金泉と銀泉があって、金泉は湧出直後は茶褐色に濁っている。湧き出る炭酸水と小麦粉を混ぜて焼いた炭酸せんべいはおみやげものとして有名なのだった。街中いたるところに炭酸せんべい。さっそく友人のおみやげにと缶入りのおせんべいを買うと、お店のおばさんは「これをあげましょう」と言って炭酸せんべいが5枚入った袋を妻にくれた。妻はなんだかもうものすごく嬉しくなってしまって、お礼を言って受け取りさんざ眺めて楽しんで家に持ち帰りしばらく置いておいたらせんべいはしけしけに湿気て愚かにも焼き立てを逃した。





06101009夫と妻が行ったのは、旅館に併設されている岩盤浴もできる大きな温泉施設。ふたりして岩盤浴初体験。
厚手の作務衣のようなものを貸してもらって中に入ると心地よい温度の暗い空間があって、そこには「ネパール産の岩塩でできた岩盤」だとか「阿蘇山の溶岩を固めてつくりました」だとかさまざま岩盤が用意されていて夫と妻は目移り。とりあえず桃色の岩塩でできた岩盤に寝っころがってみる。
友人に聞けば「気持ちよくて寝ちゃったよ」とうっとり言っていたので妻もさあ寝るぞと意気込んで目を閉じる。天井の低い部屋の中には有馬温泉の天然のミストがシューと漂っていて、とどめに「癒えろ」といわんばかりのヒーリングミュージックが小さな音で流れている。これでもかというかんじ。しかし妻は張り切りすぎてちっとも眠れず、持ち前の代謝の悪さでもって汗もあまりかかず、次第に焦りが。制限時間は30分。汗かけ。汗をかけ。
仕方なく10分延長して居座り。夫はどうかしらと隣の夫をチラと見ると、悪夢を見たひとのように夫は汗だく。でも顔は安らか。という岩盤浴の見本みたいな寝方をしていて妻はとてもうらやましい。よく見れば夫は足の甲にまで汗をかいていた。足の甲に汗をかいているひとなんあまり見たことがない。いいな。夫はすっかり満足して、「さあ出よう」と言って起き上がって流れる汗もそのままにぺしゃ、ぺしゃ、と歩いて行った。悔しいので夫に「妖怪びしゃびしゃ」という名前をつけて有馬おわり。


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2006年10月23日 | Comments(7) | 日記

開かない

06101004

夫休暇中のある日。友人たちがお祝いしてくれるはずだったお誕生日会の夕食を、妻は「歯が痛くてなにも噛めません」という非常に馬鹿馬鹿しい理由でキャンセルをしたのが7月。まだ治療中の身なれどなんでもおいしく噛めるようになった記念に、友人はまた「今度はタカマルさんも一緒に」とごはんに連れ出してくれた。そんなわけで夫と妻は、ごちそうを食べに出かけたのだった。

06101602会うと友人は「夏の休暇を利用して富士山に行ってきた」と言って、妻におみやげをくれた。その中のひとつ。ワインオープナー。
なんでも富士山の麓にあるワイン屋さんで売られていて、お店のひとが実演してみせてくれたのだそうだ。この薄いバネをワインボトルとコルクの間に挿し込んでニギニギひっぱるとすぽんと簡単に抜けて、コルクがちぎれたりしないよ。という画期的なしろもの。友人は心から感動して喜んで買って帰ってきた。どうもありがとう。でも妻は、この薄いバネがボトルとコルクの隙間に果たして挿し込めるのか、いまいちよくわからない。それを言うと友人は「そりゃあもう魔法のようだよ」と熱弁。そうか。そんなにこのオープナーが好きなのか。



06101005

その後友人は、予約していたお店でのめもしないのにはりきって「アフリカ産ワイン」を注文。颯爽とワインと共に格好良いソムリエナイフを持ってきた給仕さんに「いえっ。ワインはこちらで開けさせていただきます」と、レストランでは見たことも聞いたこともないことを自信まんまんに言い放って、かばんから件のオープナーを取り出した。どうしてもこのオープナーの威力を立証したいのだ。その熱意たるや。
そんなふうにして、ソムリエナイフを持ってきた給仕さんも興味深く見守る中、友人のワイン開けパフォーマンスは始まった。しかしまずバネの部分をコルクの隙間に挿し込もうとするも、やっぱり案外隙間なんて無く。こつも掴めてないので悪戦苦闘。お店のひとも含めて総勢5名が固唾をのむ。焦った友人は夫の「ぼくがやってみるよ」の言葉も聞こえず、ぐぎぎぎぎと力技でねじ込もうと必死。そして力を入れすぎて、なんとコルクもろともボトルの中に沈めた。
しかも勢いあまって急に押し込んだものだからはずみで中のワインがびしゃーんと飛び散り、前のめりになって様子を見ていた全員の顔と服をびたびたにして、静かな店内は「うわー!」とか「ギャー」とかたちまち地獄絵図の態に。濡れた顔を拭う友人の、ぼうぜんとしたあの顔といったらなかった。

2006年10月16日 | Comments(9) | 日記

教えない

06101001

休暇中のある日。夫が寝室のカーテンと窓を勢いよく開け放って大きく伸びをしながら「おなかがすいたなあ!」と言ったので「なにが食べたいですか」と訪ねると夫は振り返って妻の顔を見、「そうだなあ!今日は天気が良いから…」と言ったあと視線をふたたび窓の外に向けて黙った。妻は『天気の良い日に夫が食べたいメニュー』がいったいなんなのか、実はものすごく興味があったのだけれども夫は笑顔でお茶を濁して寝室から出て行ってしまったので結局『晴れの日の一品』はわからずじまいだった。今度機会があれば聞いてみたい。そして「雨の日はなにが食べたいのか」、これもぜひ妻は聞いてみたい。



2006年10月13日 | Comments(8) | 日記

旅立たない

06101002

わあ。日本のどこかで、妻を待ってるひとがいる。い~い日~。

7月の半ばから9月1日までだったはずの夫の長期休暇がなんと10月1日までに延び、それに伴って夫婦ふたりして遊びほうけて野蛮な生活をしているうちに「おでん」のことなどすっかり忘れ、日記の書き方も写真の撮り方もお弁当の作り方も忘れ、そして夫もきっと仕事の仕方をなんとなく忘れている。
とりあえず日常に戻った今、街にあふれる「きんもくせい」のにおいなどに鼻をふくらませながら「おでん!」と思い出したのだった。

最近の妻はあいかわらずせっせと歯医者に通い、がんばったのは歯医者さんであるにも関わらず「歯医者でがんばったじぶん」へのごほうびに治療が終わったら必ず歯科医院の隣のお店で「パピコ」を買う。という、わりと本末転倒なことをしたりしています。
これからも「おでん」をよろしくお願いいたします。

2006年10月11日 | Comments(59) | 日記
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