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のまれない

2006042901_2

あれから夫は東京で二日酔いがんがんの頭で必死で仕事をして、妻が唱えた念仏のとおり「シウマイ」を2箱ぶら下げて夜遅くに帰ってきた。
なんでも以前一緒に仕事をしたアメリカのひとが日本にやって来ていたので、宴を催したのだそうだった。居酒屋さんで「これはジャパニーズ下町のナポレオン。だ」とみんなで「いいちこ」をがぶがぶとのみ、そのあと素敵なバーに案内してまたお酒をのみ、最後にニューハーフさんたちの華麗な舞いを観て、アメリカのひとに楽しんでもらったのだそうだった。
そんなお話を聞きながらあたためた「シウマイ」を出して「ビールのむ?」と聞くと夫はイヤー!と叫んで「お酒見たくない」と頭を抱えた。さんざ飲酒した次の日のその気持ち、妻もよく知っている。なので今夜はしみじみと「シウマイ」を食べ、パジャマに着替えてからココアを作ってかわいらしくのんで眠った。
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2006年04月27日 | Comments(7) | 日記

おろおろしない

2006042001

夜中の1時半に家の電話が。着信表示は東京03。なにかしら。誰かしら。おそるおそる出てみるとホテルのフロントのひとで、「ご予約いただいたタカマルさまがまだお見えにならないのですが」とのことだった。
慌てて夫の携帯電話に連絡を取るも、即刻留守番電話サービスセンターに接続します。ノー!とりあえず伝言を残し、何通かメールをしたけれど音沙汰なし。今夜は会社のひととお酒をのむと言っていたけれど、もうきっと電車もない。眠り込んで電車で福島のほうまで運ばれているのか、それともどこかで行き倒れ。偽造テレホンカード東京。こわい街。妻はすっかり狼狽してニュースを見たり、行き倒れていた場合に非常に重要である東京の現在のお天気と気温をヤフーで調べたりしてやきもき。しかし東京から遠く離れた神戸で出来ることはなにもなく、「便りのないのは良い便り」と無理矢理納得した午前4時半、夫からごきげんな電話。「いっぱいのんだよ!」と、見事に酔っ払い。「天井がまわるよ」と呟いたあげくに妻に「あら、ずいぶん夜更かしさん!」と言ったので「コラ!」と一喝し、「シウマイ。シウマイ」と念仏のように唱えてからおやすみを言った。おみやげに買ってくると良い。



2006年04月26日 | Comments(10) | 日記

人間じゃない

2006042003

洗面所で朝の身じたくを整える夫のうしろにへばりつく。
夫は妻にしがみつかれながら、歯を磨いて髪を美しくして、仕上げに香水のびんを取り出してほんの少しだけつけた。妻はそれを見て「まあ!」と叫び、「きょうは誰とデートなの」と言うと夫は香水のふたを閉めながら「のぞみ」とにっこりと笑って、大きなかばんを持って玄関から出て行った。「新幹線のぞみ」に乗って東京に出張なのだった。



2006年04月25日 | Comments(9) | 日記

知ったかぶらない

06041501

会話中に夫の口から「ワンセグ」という言葉が飛び出し、妻は固まる。ワン…?
話の前後も忘れるほどに、なんについての単語なのか、果たしてなにかの略なのか見当もつかないので妻は慌て、今まで生きてきた中で出会った言葉を一生懸命思い出してみるも「ヤンエグ(ヤング・エグゼクティブ)」や「ワンレングス」などのなんの参考にもならないどうしようもないものしか出てこず、微妙な顔をして黙っていると夫はにっと笑って「今は小学生でもワンセグだから」と言った。妻も苦い顔のまま「…最近はね、そうよね、小学生」と頷いて手元のパソコンで調べてみたら「ワンセグ」とは「地上デジタル放送による携帯機器向け放送サービスの名称」のことだった。小学生関係なかった。夫は妻がなんにもわかっていないと思ってでたらめを言ったのだ。


2006年04月17日 | Comments(7) | 日記

忘れない

06041502

夫に待望の休みが。
お休みがなんたるかをすっかり忘れていた夫と妻は「休みってなにをすれば良いんだっけ」と途方に暮れたがすぐに思い出し、目覚ましも、お弁当のお米もセットせずに眠り、目が覚めたら起きて、ふたりで伸び放題だった髪を切りに出かけ、おいしいごはんを食べ、それからは部屋で「はんだごて」でなにかの部品をくっつけたりして過ごした。なにもしない、とても有意義な一日だった。







2006年04月09日 | Comments(8) | 日記

化けない

06041503

夫は今年に入ってから一日たりとも休みが無い。100日間毎日会社に通い詰める刑なんてちょっと聞いたことがない。このままではしんでしまう。
夫は朝、お弁当と水筒を提げて会社に出かけ、夜中に空のお弁当箱と水筒を提げて帰ってくる。お酒をのみながら今日あった出来事やおいしい豆の話などを小一時間ばかりするともう午前も2時で、たいてい夫はソファでぐったりと寝てしまう。
そんな時妻は「妖怪 服脱がせ」になって動かない夫の衣服を剥ぎ、寝室からパジャマを持ってきて着せ、叩き起こして抱えてベッドに連れて行く。そしてお米を研いでから眠る。


2006年04月07日 | Comments(15) | 日記

ここじゃない

2006031220

妻はなぜか春と夏に動きが鈍くなるので、梅が咲く頃から秋になるまではぼんやりと過ごしている。愚かなことに花も虫も踊る春に、常に眠い。
そんなかんじでぼんやりと買い物に出掛け、ぼんやりと帰ってきてぼんやりとエレベーターのボタンを押して、止まった階で降り、歩きながら鍵を取り出していると家のドア手前5メートルのところで突然ドアが開いて中からおじさんが出てきたので心の底から動揺し、びたっと歩みを止めたけれども表札を見たら妻の住む階のひとつ下だったのでなんでもない顔でおじさんに「こんにちはナカタさん」とあいさつをして速やかに回れ右。


2006年04月05日 | Comments(13) | 日記
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